先生の作られたスライドによるお話でした。
タイトルは「血管のお話-- 日本人は何を食べてきたか」です。
今までと違ってかなり踏み込んだ内容で、非常に新鮮でした。
人類の歴史を振り返りながら、進化に矛盾する生活をすることで、悲惨な健康障害が起きるというものでした。
特に私の印象に残ったスライドは、皮膚がんの写真でした。
「オーストラリア人は、三人に一人は皮膚ガンになる。
それは、白人が日光の強いオーストラリア大陸に移住したことが原因だ。
白人というのは北方で日光の弱い地域に何万年間も生活して、その環境に適応して皮膚が白くなっている。
それなのに、日光の強い地域に移住するという進化の歴史を無視した生活を行ったから、皮膚がんがものすごく多く発症する」ということでした。
同じように、進化の歴史を無視した生活を現代日本人はしていると、話しは進みます。
何かというと、それは「進化の歴史に逆らった食習慣」です。
現代日本人の食卓のメインディッシュを飾っているものは、肉。
カツやハンバーグなどですが、それはスライドで次々に見せてくれたギリシャ、ローマ時代からの今日までのヨーロッパ人の進化をもたらしたおかずと内容とほとんど同じものでした。
一方、日本人がじょうもん時代から平安時代、江戸、明治と食べ続けてきた食事のスライドは、ご飯にお魚と野菜で一貫しています。
「このような何千年という歴史がある食習慣が今の私たちの体を作ってきているのに、今のような食生活でいいの?」という問いかけは、皮膚がんのスライドとイメージが重なって、インパクトが強いものでした。
野菜から食べ始めることの重要性と、繊維、特に水溶性食物繊維の話しで締めくくられました。
おわってからの質疑応答がとても活発でした。
とくに野菜ジュースのボトルを何種類も持ってこられた方による、ジュースの選び方についての質問に対する先生の答えは、具体的なものをみながらの説明で、誰にでもすぐ理解してそのまま実践できるなと思いました。
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