2011年12月4日日曜日

日野原先生100歳記念パーティー

昨日、京都で血圧管理研究会が行われた。
この日は、代表世話人の日野原重明先生の100歳記念講演と、パーティーが催された。

日野原先生が家庭血圧の測定と減塩食を推進する運動を起こされた経緯と、それによってどれほど、脳卒中が減ったのかというお話は、私たちにとって示唆に富んでいて、興味深いものがありました。

また、心臓の音を詳細に聞くために飲み込めるマイクを発明したことなど、一般にはあまり知られていない研究や発見のユニークさには、驚かされました。

特に、昔の台秤で感度の高いものは、心臓からでる血液の勢いによって健康な人で、±1㎏も振れるというお話を初めて聞き驚きました。
±2㎏揺れる人は、甲状腺機能亢進症、大動脈弁閉鎖不全が疑われて、詳細な検査が必要になるということには、さらに新鮮な驚きでした。
私は、体重計の針が揺れるのは、体が揺れるからだと、簡単に考えていたからです。

たかが体重計で、そんなことまでわかるのはすごいことだし、気がつかないけれども、そしてほんのわずかなことかも知れないけれども。
私たちの体はこのような形で、刻々周囲の環境と、微妙な対話を重ねているのだなと、思いました。

血圧管理研究会が終了してから日野原先生の百歳記念パーティーが行われました。
去年も、99歳の記念パーティーがありましたが、このときに出された食事に大きな変化がありました。
立食形式ですが、野菜の量が今年は圧倒的に多く、また、ステーキのようなものがなくなっていました。

内場先生もこのことを指摘されました。
「今年は野菜を食べている人が多くなりましたね。
それに、野菜をてんこ盛りして食べている人がとても多い。
世の中の流れが変わってきたことがわかります」と。

最後に、日野原先生の作詞作曲の「愛の歌」の全員の合唱で帰途につきました。
「愛の唄」は、日野原先生らしい賛美歌でした。

2011年11月15日火曜日

糖尿病で寝たきりにならないための血管マネジメント

国際糖尿病連合の発表によると2011年の世界の糖尿病患者の数の推計値が、3億6600万人となり、前年度より30%も増えたということです。

今まで、インドが世界一だったものが今回は中国がトップに躍り出たとのこと、日本は8位から、6位に悪化したそうです。

中国や日本などの西太平洋地域の増加が際だっていて、合併症による死者が全死者の15%を超えています。
日本人など東洋人が西洋的な食生活を進めれば進めるほど、悪化の度合いが多くなることでしょう。

あと一週間もすると、内場先生の「糖尿病で寝たきりにならないための血管マネジメント」(光文社)が、発売されます。
先生の切実な訴えを幅広く伝えたいと、思います。

2011年11月2日水曜日

外の自然と体の自然

朝、血圧と体重の測定記録をつけることに飽きてしまった。
それで、どうやってこれを遊びにするか。
これを楽しみの一つにするか考えた。

まず、カフの圧力の変化が呼吸法の練習にちょうどいいことに気がついた。
圧力の変化に合わせて呼吸法を練習しながら、臥位、坐位、朝のヨーガ後に分けて、それぞれ自然呼吸の時と呼吸法(吸いきって止息、吐ききって止息)をしているときとで、血圧にはどういう違いがあるかを調べ始めた。
まとめて、統計ソフトを使って調べると結構おもしろい。

しかし、それだけではやはり記録が単調だ。
次に始めたことは、その日の気圧、気温をみて、庭に出て天気、風、庭などの草花や虫など気がついた自然を一緒に書くことだった。

空模様を書くようになって気がついたことは、晴れと曇りの境目がはっきりしないことだ。
それから、今朝は「晴」と書いても午前中に曇ってしまうことはしばしばだし、昼前に雨が降り出すこともある。
一分前には、風が吹いていなかったのに、今は、梢を揺らす風が吹いている。
自然は一瞬一瞬変化して、とどまることがない。
ぼんやりとみているときは、あまり気がつかなかった。
毎日の発見が、興味深い。

それだけでない。自然は時々、大きく変化する。
強い雨がたたきつけるように降り続く日もある。
樹木に吹き付ける風で、ドードーと、大地が唸ることがある。
地震もある。

あの大震災は記憶に新しいが、あの日の直後の自然は穏やかで静かな日が続いた。
「何でこの静かな自然が激動したのか」

言葉が頭をよぎった。
ストレスとカタストロフィー

体も自然。
ストレスがきわまればカタストロフィーを起こす。
人生にストレスは、ヤマのようにある。
人間関係、食べ過ぎ・飲み過ぎ、食品添加物、農薬、残留抗生剤、放射能、天変地異、環境汚染、太陽活動の変動、……。
それらをかいくぐって生きている人間は、なんとけなげなのだろう。

2011年10月28日金曜日

血管のお話-日本人は何を食べてきたか

25日に、内場先生のミニ講演会が行われました。(会場 長野市アスク社内)

先生の作られたスライドによるお話でした。
タイトルは「血管のお話-- 日本人は何を食べてきたか」です。
今までと違ってかなり踏み込んだ内容で、非常に新鮮でした。
人類の歴史を振り返りながら、進化に矛盾する生活をすることで、悲惨な健康障害が起きるというものでした。

特に私の印象に残ったスライドは、皮膚がんの写真でした。
「オーストラリア人は、三人に一人は皮膚ガンになる。
それは、白人が日光の強いオーストラリア大陸に移住したことが原因だ。
白人というのは北方で日光の弱い地域に何万年間も生活して、その環境に適応して皮膚が白くなっている。
それなのに、日光の強い地域に移住するという進化の歴史を無視した生活を行ったから、皮膚がんがものすごく多く発症する」ということでした。

同じように、進化の歴史を無視した生活を現代日本人はしていると、話しは進みます。
何かというと、それは「進化の歴史に逆らった食習慣」です。

現代日本人の食卓のメインディッシュを飾っているものは、肉。
カツやハンバーグなどですが、それはスライドで次々に見せてくれたギリシャ、ローマ時代からの今日までのヨーロッパ人の進化をもたらしたおかずと内容とほとんど同じものでした。
一方、日本人がじょうもん時代から平安時代、江戸、明治と食べ続けてきた食事のスライドは、ご飯にお魚と野菜で一貫しています。

「このような何千年という歴史がある食習慣が今の私たちの体を作ってきているのに、今のような食生活でいいの?」という問いかけは、皮膚がんのスライドとイメージが重なって、インパクトが強いものでした。

野菜から食べ始めることの重要性と、繊維、特に水溶性食物繊維の話しで締めくくられました。
おわってからの質疑応答がとても活発でした。

とくに野菜ジュースのボトルを何種類も持ってこられた方による、ジュースの選び方についての質問に対する先生の答えは、具体的なものをみながらの説明で、誰にでもすぐ理解してそのまま実践できるなと思いました。

2011年5月2日月曜日

高血圧と認知症

「中高年の高血圧は、大脳の認知症に関連する部位の皮質を減少させる」という記事が、4月15日の日経メディカルオンラインにありました。バルセロナで行われた国際アルツハイマー・パーキンソン病学会2011 で、不インランドの研究者が発表したものです。
この記事を見て、私の両親の晩年を思い出してしまいました。
認知症は、人格が薄く消えていく様な印象を覚えます。
人格が寝たきりになってしまうというような印象です。
改めて、心を持って生きているということの意味を考えさせられます。

2011年4月26日火曜日

JCNマイテレビが記録を送ってくれました

講演の時に取材にきていたJCNマイテレビの方に、放送映像を送っていただけるか聞いたところ快く送ってくださいました。
みると、参加者の皆様が熱心に聞いてくださっている様子がよくわかって、とてもありがたく思いいました。










2011年4月17日日曜日


4月16日 武蔵村山市南部地域包括センター主催の「寝たきりを半分に減らす 血管を守る生活術」に行ってきました。

主催された地域包括センターの方々の事前の呼びかけや準備がよく整っていたことと、出席された方々の意識の高さに感動しました。

この日の内場先生は、とてもパワーがありました。
前日まで、どうも力が出なかったので、今日はしっかり食事をとって力をつけてきたとのことでした。
話の進め方、強調点が新しくなって、また引きつけられるものを感じました。
論音がうまくできていれば、冊子にまとめたいと思います。

糖尿病の本の原稿も順調にできているとのことで、あと一二ヶ月ほどで、書店に並びそうです。

2011年1月4日火曜日

キャベツ先生


昨日、内場先生とNPO設立時の趣意書の理念を確認しながら
「寝たきり半分」の運動の流れをどう方向付けるかについて、いろいろと話をしました。
内場先生がとてもいい笑顔を見せてくれたので、写真に撮りました。
そのほかこんな会話もありました。
内場廉「今朝一仕事をしてきたんです」
私「正月からですか」
内場廉「患者さんがいつもいっている病院が休みなので大岡診療所においでになった。
主治医の先生が診た方がいい状態だったので、先生の自宅まで患者さんを連れて行ったのです。
そうしたら先生顔を合わせるなり『きゃべつの先生ですね』といってくれました。
顔を合わせたことのない先生なんですが、気持ちよく対応してくれました」
こんな会話もありました。
私「外食で、野菜サラダを注文すると、マヨネーズがべったりついていて困ることがあるんです」
内場廉「オイル抜きと注文しても、マヨネーズがつけてあったりする。日本人は、マヨネーズは油ではないと思っているひとがむ多いんです。イタリア人のオリーブ油みたいなものです。彼らはだぶだぶ使います。オリーブ油は、種を絞ったのではないので、ジュースだと思っているんですね」