私が内場先生と出会ったこと、そしてNPO寝たきり半分を作ることになった原点は、
動脈の柔軟性を測定するformという機械を有効に利用する仕組みを作ろうという話の中から生まれました。
formという機械のとりわけ優れて特徴としているところは、トレンドを見れるというところにあります。
つまり、一人ひとりの記録が全部内臓のメモリーに入っていて、
測定するごとに、今までの記録とともに全部プリントアウトされて、
何十年前の記録でも被験者も直ちに知ることが出来るところにあります。
このことが何で重要かというと
歳を重ねるに連れて、動脈の血管がどの程度のスピードで変化しているかを、
被験者自身がたちどころにわかることです。
多くの機械は今日の測定結果しかわかりません。
鏡では、今日の自分の顔しかわからないのと同じです。
しかし、老化現象は今日明日起きるのではなく、何十年間もの間のまさに生活習慣の蓄積です。
自分の生活習慣の蓄積が、血管の変化として一度に見えることが大事だという理由です。
人は、血管とともに老いるという言葉があるそうですが、まさに老いていくスピードをしっかりと見届けられることです。
内場先生の話の中には時々、肌の老化のことが出てきます。
20年前と今日とでは、年齢を重ねて変化していることには、誰でも気がつくと思います。
でも、20年前の肌と今日の肌を瞬時に比較して、実感することは出来ません。
しかし、formという機械は、それが出来るのです。
しかも、身体の中で起きていることがわかるわけです。
私たちは、未来を知ることはできません。
生活習慣を変えて、だからといって、自分が最後まで元気で、生き抜けるのか。
家族に迷惑をかけないでいられるかという保証を得ることは決してできないでしょう。
でも、自分の血管の状態がどのようなスピードで老いているかを知ることから、
老化の進行を確実に遅らせる可能性を高めることが始まることは間違いないでしょう。
以上は、先日、formを開発した会社の最高責任者であった
中山憲治氏のお話を伺って、改めて思い至ったことです。
この機械を活用する方法を本気になって考えていきたいと思いました。



